北海道の知床に2月の真冬に、夫と二人で旅行に行きました。夫はくじ運が良く、先日もスーパーへ行った時に応募したバス旅行に当選し、ホリデー日帰り旅行に行ってきました。そして、この北海道へのチケットもネットの懸賞でもらったもので思い切って北海道へ旅行に行けたのも主人のくじ運のおかげです。
羽田空港から直接女満別空港に行きたかったのですが、懸賞で当たったチケットですので、千歳空港へ飛んで、そこから小さい飛行機に乗り換えて女満別空港へ到着しました。女満別空港からはバスに乗って知床へ。北海道の大自然と雪の中を走るバスでとっても感動したのを覚えています。途中吹雪になったと思えば、止んだりと天候も様々で楽しかったです。
チケット代が浮いた分ホテル代は奮発して、部屋に大きな露天風呂がついている部屋を選びました。外の景色もしっかりと見る事が出来、今まで泊まったホテルの中で一番素敵なホテルでした。従業員の方も気さくに対応してくださいましたし、お土産物屋さんには木彫り職人がその場で直接名前を彫ってくれるようなイベントがあったりしてホテルの中だけでも楽しめました。記念にかわいいテディベアのような木彫りの熊に夫婦の名前を彫ってもらいました。
食事もビュッフェで北海道の食材がふんだんに使われていて、ステーキもその場で焼いてもらうスタイル、いくらの醤油漬けもかけ放題、カニも数種用意してあって贅沢とはこのことか!と思う位北海道の味覚を満喫させていただきました。知床のオプショナルツアーで、今回の旅のメインの「流氷ウォーク」申し込みました。
知床の観光で一番だったのはオプショナルツアーの流氷ウォークです。流氷の上を歩いたりするのを楽しみにしていました。ドライスーツに着替えて、係りの方のお話しを聞き、海に落ちた時の対応を参加者全員で練習するのですが、これが一番楽しかったといっても過言ではありません。極寒の北海道の海に入る経験は多分この先無いと思います。
いくらドライスーツを着ていても伝わる水の冷たさと、夫がうまく立てずに慌てている姿を見て、いつもは冷静な人でもこういう事もあるのだなという夫の新しい一面を見られたことも込みで楽しかったです。流氷の上に飛び乗ったり、幼い時以来のジャンプだったので子どものように楽しめました。氷の上を歩く感覚と、冷たい水の中にも見える生物、雄大景色の中で羽を広げる猛禽類を見る事が出来ました。
そして、スタッフの方の計らいでホテルへ戻る際にドライブをしてくれ、なんと野生のシカを見る事ができたのです。本当に満喫したので、もし子供ができたら子どもと一緒にまた体験したいと思います。あと2,3年はもう少し夫婦二人の生活を楽しみたいのですが。
旅行中、失敗したなというか、北海道の寒さをなめていたので防寒具のチョイスミスがあり、防寒対策をもっとしておけばよかったと反省する事が多々ありました。北海道でも特に寒い地方なのか、海風などもありダウンだけしか持って行かずその下に着る服は普通のシャツだけだったので、バスの待ち時間に震えたりすることが多かったです。寒さで言えば、流氷ウォークのドライスーツを脱ぐ際にまず手袋を外すのですが、外した瞬間から手が凍るのではないかというくらい寒くでも手がかじかんでうまく手袋をつける事ができなかったりして、今まで経験したことがない寒さに驚いたのを覚えています。
同じオプショナルツアーに参加されていた方でお子さんがいたのですが、ドライスーツが大きすぎて若干海の水が隙間から入っていたみたいで冷たいと言いながら楽しんでいました。もし自分だったらと想像するとあの手袋を外しただけで唇が紫になりそうな位に寒かったのに、体までその寒さだったらどうなっていたんだろうと思います。でも、その寒さも良い思い出の一つになりました。